プロバイダーと料金
Claude API料金比較:公式API・OpenRouter・API Routeの選び方
Anthropic公式API、OpenRouter、API Routeの入力・出力・キャッシュ料金を同じ条件で比較。計算例と導入前の確認事項を紹介します。
同じモデル・ルート・処理量で比べる
Claude APIの料金を比較するには、モデル、トークンの種類、利用ルートをそろえる必要があります。繰り返し送る入力の量、生成する出力の量、プロバイダーやリージョンの指定が必要かを先に整理しましょう。入力単価だけでは実際の請求額を判断できません。
ここでは claude-sonnet-4-6 を計算例に使います。最新モデルや、すべての用途に最適なモデルという意味ではありません。API Routeの販売中モデルは料金ページ、アカウント作成から初回リクエストまではクイックスタートを参照してください。
Sonnet 4.6の入力・出力・キャッシュ料金
外部の固定料金は2026年10月17日に確認しました。単位は100万トークンあたりの米ドルです。標準のオンライン推論を対象とし、税、クレジット購入手数料、個別契約の割引、追加ツール料金は含みません。Anthropicは公式グローバルAPI、OpenRouterは anthropic/claude-sonnet-4.6 のAnthropicエンドポイントです。ほかのエンドポイントでは料金が上がる場合があります。
| プロバイダー/ルート | 入力 | 出力 | 5分書き込み | 1時間書き込み | 読み取り |
|---|---|---|---|---|---|
| Anthropic公式(グローバル) | $3.00 | $15.00 | $3.75 | $6.00 | $0.30 |
| OpenRouter/Anthropic | $3.00 | $15.00 | $3.75 | $6.00 | $0.30 |
| API Route / claude standard | $0.30 | $1.50 | $0.375 | $0.60 | $0.03 |
API Routeの行は、料金ページと同じバックエンドのスナップショットから生成しています。更新日時は です。表示された料金グループの価格であり、すべてのキーやルートに当てはまるとは限りません。予算を決める前に、利用キーで選べるグループと実際のログを照合してください。価格が欠けている場合は確認が必要であり、無料ではありません。
出典:Anthropic料金表、OpenRouterエンドポイント料金、API Route Sonnet 4.6料金。OpenRouter APIの単位は1トークンあたりの米ドルなので、表と比べる際は1,000,000倍します。
請求方法の違いを確認する
Anthropicに直接接続する場合:Claude Consoleの契約に基づき、入力・出力・キャッシュの利用分を支払います。Claudeアプリのサブスクリプションを、そのままAPIクレジットとして使うことはできません。支払条件と利用上限は自分のアカウントで確認してください。
OpenRouter:選択したプロバイダーの単価で推論料がクレジットから引かれます。手数料の説明では、推論料金とクレジット購入手数料を分けています。決済方法ごとの見積もりを確認し、すべてのリクエストに一律の推測した手数料を加算しないでください。BYOKは別の料金体系です。
API Route:適用されるモデル・ルート料金でアカウント残高を消費します。公開価格はバックエンド由来ですが、キーのグループとルートの選択が影響します。チャージ画面で支払額と利用可能クレジットを確認してください。固定の割引率、同一の上流設備、特定のレート制限を保証する比較ではありません。
計算例:入力100万・出力20万トークン
キャッシュと追加ツールを使わず、複数のリクエストの合計で入力1,000,000、出力200,000トークンを処理すると仮定します。実測値ではなく、予算を立てるための例です。
Cost = input_tokens / 1,000,000 * input_rate
+ output_tokens / 1,000,000 * output_rate
Anthropic direct: 1 * $3 + 0.2 * $15 = $6.00
OpenRouter / Anthropic endpoint: $6.00 in inference credits
API Route / displayed group: $0.60現金での負担を比べるには、実質費用 = 消費クレジット ×(支払額 ÷ 受け取った利用可能クレジット)で換算できます。仮に105ドルで100ドル分のクレジットを購入したなら、推論6ドル分の実質費用は6.30ドルです。これは算数の例で、特定サービスの購入条件ではありません。税がかかる場合は別に加えます。
出力が多い処理では結果が変わります。上の公式単価で入力10万・出力100万トークンなら15.30ドルです。他社の入出力比率を流用せず、自分のアプリの出力分布を見積もってください。
繰り返すコンテキストの費用を分けて計算する
固定の20,000トークンのプレフィックスを、同じ5分間のキャッシュ期間内で10回使うとします。ここでは毎回の新規入力と出力を除き、プレフィックスだけを計算します。公式Sonnet 4.6単価で1回書き込み、9回読み取った場合は次のとおりです。
No cache: 10 * 20,000 / 1,000,000 * $3 = $0.6000
5m cache: 20,000 / 1,000,000 * ($3.75 + 9 * $0.30) = $0.1290
1h cache: 20,000 / 1,000,000 * ($6.00 + 9 * $0.30) = $0.1740これは指定したヒット条件での計算で、ヒット率の保証ではありません。10回ともコールドで5分キャッシュを書き込むなら、同じ部分に0.75ドルかかります。モデルのキャッシュ対応だけでなく、そのルートで実際に課金された読み取り・書き込みを比較してください。キャッシュ料金ガイドで2リクエストの検証とトークン基準の指標を説明しています。
自分の利用ログで再計算する
次のJavaScriptはNode.jsまたはブラウザーのコンソールで実行できます。トークン数をログの合計に、単価を選択したルートの価格に置き換えてください。Anthropic形式の通常入力、キャッシュ書き込み、読み取りは別の区分です。同じトークンを二重に計上しないようにします。
const usage = { input: 1000000, output: 200000, write5m: 0, write1h: 0, read: 0 };
const rates = { input: 3, output: 15, write5m: 3.75, write1h: 6, read: 0.3 };
const usd = Object.keys(usage).reduce(
(sum, key) => sum + usage[key] * rates[key] / 1e6, 0
);
console.log(usd.toFixed(4)); // 6.0000必要に応じて思考トークンやプロバイダー固有のツール料金も照合します。この計算は見積もりであり、最終的には確定した利用ログと突き合わせてください。
どのプロバイダーが自分の要件に合うか
- 公式への直接接続:Anthropicとの直接契約、公式固有の機能、契約で確認した管理要件を重視する場合に検討します。
- OpenRouter:複数モデルやプロバイダーの選択がアプリの中心になる場合に検討します。エンドポイント、プライバシー条件、フォールバック方針を決めてから費用を比較しましょう。
- API Route:現在のモデル、料金グループ、接続方式が用途に合う場合に検討します。継続利用の予算を入れる前に少量の代表的な処理で確認してください。
候補のルートに同じプロンプトとツール呼び出しを送り、エラー、トークン内訳、総費用、必要なストリーミングとツールの動作を記録します。データの扱い、地域対応、サポート、上限も各社に確認してください。テキストが返るだけでは完全な機能互換性は確認できません。本記事では性能や安定性の実測順位を示していません。
API Routeを試す場合は、アカウントを作成し、現在の料金とClaude Codeの接続方法を確認してください。初回リクエストのログと課金を照合してからチャージ額を決めましょう。